保険のギモン医療保険の基礎知識
医療保険 特約と選ぶポイント
保険の基礎知識をご紹介しています。
保険について知ってから選びたい方や自分の入っている保険について知らない方はぜひご覧ください。
医療保険 特約と選ぶポイント
どんな特約があるの?
医療保険は必要に応じて様々な特約を付帯できる商品がほとんどです。自分にとって何が必要かをしっかりと考えて加入することが、効率よく保険に加入することにつながります。
付帯できる代表的な特約は、悪性腫瘍や脳梗塞・心疾患などの生活習慣を起因として起こりやすい疾病にかかった時に入院給付金が上乗せされる生活習慣病特約や、子宮筋腫などの女性特有の疾病に備える女性疾病特約、悪性腫瘍や脳梗塞・心筋梗塞で所定の状態になった場合に一時金を受け取れる特定疾病診断給付金特約のほか、退院時に一時金が受け取れる退院特約、退院後に通院をした時に通院日数に応じて支払われる通院特約など、さまざまな種類の特約があります。
医療保険~商品を選ぶポイント~
医療保険を選ぶときにまず決めなければならないことが2つあります。
一つ目は、入院時にいくら受け取れるようにしておくか、ということです。具体的に言うと、入院した時に受け取れる入院日額を決めることです。保険会社などの広告は健康保険の高額療養費制度を考慮していない金額を掲載していることが多く、実際には広告の金額のようには医療費の自己負担がかからないことが多いと思います。サラリーマンであれば入院日額5000円~1万円程度が目安になります。
次に決めなくてはならないのが、1入院で何日まで保障を受けられる商品を選ぶか、ということです。医療保険では1入院あたりの保障する日数を60日・120日・360日などと制限されています。この1入院での保障日数は保険料への影響が大きい要素で、最近は保険料が安い商品のほうが販売しやすいという売り手(保険会社)の都合もあって、1入院あたりでの保障日数は短くなってきています。たしかに平均入院日数も短期化の傾向にありますが、地域差も大きく、特に西日本の平均入院日数は東日本に比べて長くなっています。保険会社の広告等を鵜呑みにしないで、地域性も考慮した上で、1入院あたりの保障日数をどうするか決めたいものです。
まず決めておかねばならないのがこの2点で、それから特約をどうするかなど、具体的な商品の検討を行っていくことが医療保険選びのポイントです。