保険のギモン生命保険の基礎知識
保険金の請求・支払方法のポイント
保険の基礎知識をご紹介しています。
保険について知ってから選びたい方や自分の入っている保険について知らない方はぜひご覧ください。
保険金の請求・支払方法のポイント
いざ、保険が役に立つ場面。保険金の請求・支払方法の大まかな流れをここでは見ていきましょう。
まず連絡
入院・手術・被保険者が亡くなったらまず、保険証券などを引っ張り出してきて保障内容を確認し、保険会社に連絡します。保険会社はそれを受けて、必要書類を送付してきます。送付された請求書に記入し、医師に診断書記入を依頼します。通常5000円から8000円程度かかるようです。
上記書類をそろえ改めて保険会社に請求します。保険会社はこれらの内容を査定し、問題が無ければ指定口座へ支払い、明細書を送付してきます。最後に契約者は支払い漏れが無いか確認します。
これでまったく問題なければ、ああ保険に入っておいて良かったなあとなるわけですが。
最近騒がれている保険金不払い問題は、その原因が、
- 1. 加入時の告知方法
- 2. 保険請求時の該当事由見落とし
に多く端を発していると思われます。
第一報は時間をかけて
保険証書を見ると○○特約と小さく書かれたものが、多い人では10近く並んで居たりします。どの言葉も専門用語で難しく理解するのは大変です。しかし、この(保険金受け取り)ために今まで保険料を支払ってきたのですから、保険会社への第一報は時間をかけましょう。まず被保険者の状況を説明し、それが証書に書かれた保障内容のどれに該当するのか、一つ一つの特約の内容まで根掘り葉掘り聞くのです。最近はフリーダイヤルを各保険会社用意していますので・・。実際ひとつの保険契約でも保険金の種類ごとに請求が必要になる場合が多いので注意が必要です。相手がプロだからと過信せずに、こちら側からの請求によってでしか、保険会社は動かないということを肝に銘じて、普段から保険証書を一箇所にまとめておいたり、保険会社の連絡先を一覧にしておいたり、いざというとき困らないよう準備しておきましょう。
保険金請求は本人だけがするの?
また大事なのは、保険を請求するのが本人だけとは限りません。亡くなった場合や、寝たきりの状態、告知してない状態なども想定し、保険の内容は家族みんなが理解し、請求できる状態にしておきましょう。